年間を通じて温暖な気候に恵まれた高知県東部の安芸(あき)エリアは、抜群の開放感を感じられる太平洋の眺めをはじめ、絵画の世界のように美しい『北川村「モネの庭」マルモッタン』や、山あいに広がるゆずやぽんかんの果樹畑など、おだやかで優しい時間が流れる場所がたくさん。地元ならではのグルメや絶景、アートなど、安芸エリアならではの魅力を2日間かけてじっくり堪能しよう!
- 太平洋の水平線を横目に爽快ドライブ♪
- 名画の世界に入り込んだような美しい庭園
- 道の駅オリジナルのスイーツに舌鼓!
- プラン
- 1泊2日
- 交通機関
- 車
- 距離
- 約200km
- エリア
- 安芸地域
観光
コース
1泊2日でゆったり満喫。穏やかな時間に癒される安芸エリア〜1日目〜
9:00〜
琴ヶ浜野外劇場
最初に訪れたのは、高知市中心部から自動車でおよそ40分ほどの場所にある「芸西村」。見渡す限り太平洋の絶景に出会うことができる「琴ヶ浜野外劇場」へ。
ここでは東西におよそ4kmもの砂浜がまっすぐと伸びており、浜辺にうちよせる白波がどこまでも続いているよう。
ここでは東西におよそ4kmもの砂浜がまっすぐと伸びており、浜辺にうちよせる白波がどこまでも続いているよう。

波の音を感じながら、日常の喧騒を忘れて、ゆっくりと散歩するひとときを楽しむことができる。

「琴ヶ浜野外劇場」には木造のオープンステージもあり、太平洋をバックに撮影を楽しめる絶好のフォトスポット。例年秋になると幻想的な竹灯りのイベントも開催されているので、ぜひ訪れてみて。

歩いて散策できる「琴ヶ浜松原」でも撮影を楽しむことができる。「日本の白砂青松100選」にも選ばれた、美しい砂浜の眺めを満喫して。

- レンタカー / 自家用車 30分
- 県道501号を東方面へ進み、国道55号に入る。
10:30〜
道の駅 大山
続いて訪れた「安芸市」では、2024年2月にリニューアルオープンした「道の駅 大山」へ。店内では、高知県のお土産をはじめ、安芸市ならではの産品が並ぶ。

こちらでぜひ味わってほしいのが、道の駅オリジナルのスイーツである「エンジェルケーキ」! まるっとした可愛らしいフォルムで、ほんのり香るバターと、もちもち&しっとり食感が特徴的な蒸しカステラ。
安芸市の柚子をたっぷりと使った風味はもちろん、チョコやカフェオレなど、全部で5種類が揃っているので、お気に入りを見つけてみよう。
安芸市の柚子をたっぷりと使った風味はもちろん、チョコやカフェオレなど、全部で5種類が揃っているので、お気に入りを見つけてみよう。

さらに、施設内にはカフェも併設。安芸市の陽光をたっぷりと浴びた地元食材を使った「コボス」や「タコライス」を味わうことができる。

近くには、「恋人の聖地」として知られる「大山岬」も。心地よい海風を感じながら、ロマンチックなひと時を過ごしてみては。

- レンタカー / 自家用車 約10分
- 国道55号をさらに東方面へ。
11:30〜
輝るぽーと安田・土佐の元気市
清流・安田川が流れる「安田町」で立ち寄ったのは、地元の元気が集まる「輝るぽーと安田・土佐の元気市」。
お店の入り口には、安田町のご当地キャラ「安田朗(あんたろう)」がお出迎え。安田川の名産であるアユなどがモチーフになっており、全国的な人気を誇るのだとか。
お店の入り口には、安田町のご当地キャラ「安田朗(あんたろう)」がお出迎え。安田川の名産であるアユなどがモチーフになっており、全国的な人気を誇るのだとか。

店内に入ると、温暖な気候に恵まれた安田町の産品が並ぶ。
野菜や加工品をはじめ、地元の飲食店が手がける自慢のお惣菜やパンも要チェックだ。
野菜や加工品をはじめ、地元の飲食店が手がける自慢のお惣菜やパンも要チェックだ。

「輝るぽーと安田・土佐の元気市」の名物が、こちらの「大判焼き」。地元シェフの監修による粒あんと白あんの2種類があり、それぞれ「できたてを楽しんでほしい!」というお店のこだわりから、焼き立てで味わうことができる。

ひと口で、甘さ控えめの優しいあんこの風味と生地のもちもち食感が口いっぱいに広がり、思わず笑顔がこぼれるおいしさ!

- レンタカー / 自家用車 約30分
- 安田川沿いに県道12号を北へ進む。
13:00〜
馬路村コミュニティセンター
「馬路温泉」
続いて訪れたのは、ご当地ゆず飲料「ごっくん馬路村」で有名な「馬路村」。目の前を安田川が流れる馬路村コミュニティセンター「馬路温泉」で、ランチタイム♪

その名の通り、天然温泉に入浴できることはもちろん、こちらでは馬路村自慢の食材を贅沢に使ったランチをいただくこともできる。

馬路村名物の柚子を絞った「うまじ温泉特製ゆず酢ダレ」を「ゆず酢鶏定食」や、安田川で獲れた鮎やうなぎ、川エビなど、川の幸を堪能できる「安田川定食」など、地元の恵みが詰まった料理がズラリ。

安田川のせせらぎを聞きながら、ゆったりと浸かれる温泉は、温泉療法にもおすすめされている湯。地元住民のあいだで「お肌に優しい」と評判。リピーターも多いのだとか。

「馬路温泉」 の情報をもっと見る
- レンタカー / 自家用車 約60分
- 県道12号を南に進み、国道55号を室戸市方面へ。県道203号(室戸スカイライン)に入る。
15:00〜
MUROTO base55
1日目最後の目的地は、「室戸ユネスコ世界ジオパーク」に認定された大自然が広がる「室戸市」で、グランピングができる宿泊施設「MUROTO base55」。
夜になると満天の星空を堪能できるパワースポットだ。
夜になると満天の星空を堪能できるパワースポットだ。

注目してもらいたいのは、世界的なインテリアメーカー「IKEA」の家具で彩られたおしゃれなお部屋の空間。それぞれのお部屋で異なる雰囲気のデザインになっているので、訪れるたびに新しい発見がありそう!

北欧風の椅子やハンモックに身をゆだね、室戸の壮大な自然と太平洋を眺める贅沢な時間を過ごしてみて。

夕食には、室戸伝統の「土佐備長炭」で食材を焼き上げるBBQはもちろん、土佐備長炭を味わえるように加工したパウダーと合わせた「炭ビール」や「炭ハイボール」もぜひお試しあれ。
炭が入ったお酒はすっきりとした飲み口。焚き火を囲みながらしっとり飲むのもよし、みんなでワイワイ楽しむのもよし。
炭が入ったお酒はすっきりとした飲み口。焚き火を囲みながらしっとり飲むのもよし、みんなでワイワイ楽しむのもよし。

- レンタカー / 自家用車 約60分
- 県道203号(室戸スカイライン)、国道55号を経て、県道202号を東へ。国道55号を東洋町方面へ。
観光
コース
1泊2日でゆったり満喫。穏やかな時間に癒される安芸エリア〜2日目〜
10:30〜
道の駅 東洋町
2日目の朝は、高知県の最東端の町から!サーフィンスポットとしても知られる「東洋町」へ。
やってきたのは、2024年に新たな道の駅としてリニューアルを果たした「道の駅 東洋町」!
やってきたのは、2024年に新たな道の駅としてリニューアルを果たした「道の駅 東洋町」!

「白浜海水浴場」が目の前にあり、とにかく海が近い施設。近隣の漁港である「甲浦港」で水揚げされた鮮魚など、新鮮な海の幸が並ぶ。
購入した鮮魚を併設のレストランで調理してもらえるサービスも嬉しい。
購入した鮮魚を併設のレストランで調理してもらえるサービスも嬉しい。

新鮮なお魚を刺身定食に。「道の駅 東洋町」では、そんな贅沢な味わいを堪能することができる。

さらに見逃せないのが、東洋町名産のポンカンを使ったソフトクリーム!目が覚めるほど綺麗な海を眺めながら、さっぱりとした甘さのソフトクリームを味わおう。

- レンタカー / 自家用車 約60分
- 国道55号を西へ。県道205号を「奈半利駅」方面へ入る。
12:00〜
とんかつ 豚福亭
新鮮な海の幸を堪能したら、西へドライブ。ナスやピーマンなど、高知らしい施設園芸農業が盛んな「奈半利町」へ。
ランチタイムに、さらなる美味しいものを求めてやってきたのは、こちらの「豚福亭」。
ランチタイムに、さらなる美味しいものを求めてやってきたのは、こちらの「豚福亭」。

こちらの名物は、大きなトンカツ。厳選された鹿児島産の豚肉に、薄めのパン粉をまとわせ、サクッと油で揚げた絶品だ。
野菜とフルーツを赤ワインでじっくり煮込んだ特製ソースにつけて味わえば、口いっぱいに幸せが広がる♪
野菜とフルーツを赤ワインでじっくり煮込んだ特製ソースにつけて味わえば、口いっぱいに幸せが広がる♪

さらに、驚くほど大きなシータイガー海老を使った豪快なエビフライやカツ丼、ソースカツ丼など、メニューも豊富。
週末は混み合うことが多いので、ひと足早く入店することがおすすめ。
週末は混み合うことが多いので、ひと足早く入店することがおすすめ。

- レンタカー / 自家用車 約5分
- 県道205号、国道55号を経て、国道493号を北へ。
13:30〜
北川村「モネの庭」マルモッタン
お腹を満たしてやってきたのは、季節ごとに豊かな草花を眺めることができ、まるで異国に迷い込んだかのような、北川村「モネの庭」マルモッタン。
ここは、フランスの印象派の画家、クロード・モネがこよなく愛した庭を、高知の自然のなかに再現した庭園。
ここは、フランスの印象派の画家、クロード・モネがこよなく愛した庭を、高知の自然のなかに再現した庭園。

園内には、「花の庭」「水の庭」「ボルディゲラの庭」の3エリアがあり、あわせてなんと2,000種類もの草花が植えられている。
訪れる人それぞれが、庭園の光景を一枚の絵画のように眺めることができるよう、植物の名前を記したプレートはあえて設置されていないそう。
「水の庭」では、モネの代表作「睡蓮」のような光景が。水面に咲く花だけでなく映り込む空や木々も息をのむほど美しい。
訪れる人それぞれが、庭園の光景を一枚の絵画のように眺めることができるよう、植物の名前を記したプレートはあえて設置されていないそう。
「水の庭」では、モネの代表作「睡蓮」のような光景が。水面に咲く花だけでなく映り込む空や木々も息をのむほど美しい。

「ボルディゲラの庭」は、モネが描いた地中海の絵画からインスピレーションを受けた庭園。ヤシやオリーブなど、異国情緒を感じられるつくりになっている。

パレットの絵の具のような色とりどりの花で彩られる「花の庭」では、モネの精神が宿った自然美が広がる。
どこを切り取っても写真映えするので、四季折々に姿を変える生きた美術館として、何度訪れても新しい発見があるはず。
どこを切り取っても写真映えするので、四季折々に姿を変える生きた美術館として、何度訪れても新しい発見があるはず。

- レンタカー / 自家用車 約10分
- 国道493号を南へ。国道55号を経て、県道206号を進む。
15:30〜
茶房 千福
旅の最後に訪れたのは、四国で最も面積が小さい自治体である「田野町」。個性的な魅力がギュッと詰まった町だ。
やってきたのは、歴史ある古民家をリノベーションしたカフェ「茶房 千福」。「登録有形文化財」にも指定された建物で、趣きある和レトロな空間が広がっている。
やってきたのは、歴史ある古民家をリノベーションしたカフェ「茶房 千福」。「登録有形文化財」にも指定された建物で、趣きある和レトロな空間が広がっている。

味わってほしいのは、手づくりのスイーツたち。ころんとした可愛らしいプリンやチーズケーキをはじめ、季節ごとに変わるフルーツタルトやショートケーキなどがショーケースに並ぶ。どれを選ぶか迷うひと時もまた楽しい。

今回は、甘酸っぱい洋梨とバターの香りがふわっと広がる「洋梨タルト」を注文。サクサクのタルト生地と相性抜群のブレンドコーヒーが、さらに味わいを引き立てている。

店内には、ひとつひとつ丁寧に選ばれた家具や照明。落ち着いた、趣深い雰囲気が漂う。
コーヒーは、代々受け継がれてきたブレンド豆を使用。店内で挽かれ、サイフォンでじっくり抽出されるこだわりの一杯だ。旅を振り返りながら、リラックスしてみよう。
コーヒーは、代々受け継がれてきたブレンド豆を使用。店内で挽かれ、サイフォンでじっくり抽出されるこだわりの一杯だ。旅を振り返りながら、リラックスしてみよう。

立ち寄れなかったオススメスポットは、まだまだたっぷり!デジタルマップ「高知トラベルコンパス」で探して、足を運んでみてくださいね。